最近は自宅には固定電話を置かず、携帯電話またはスマホのみの契約ですませている方も多いです。持ち歩くことのできる携帯電話やスマホは固定電話を持っている必要がないのかもしれません。しかし、固定電話とスマホの通話料金にはかなりの差があります。通話する相手のスマホが同じ会社のものであれば、通話が無料(条件付きで)にはなりますが、スマホから固定電話や他社契約のスマホにかけた場合、長電話などできません。通話料無料というプランもありますが、通話時間が月によって違う方の場合、逆に損してしまう場合もあります。
通話はたまにするけど、高い通話料金は払いたくないという方におすすめの方法があります。それは「IP電話」です。IP電話とはインターネット回線を利用し、通話をすることです。自宅の固定電話の場合、インターネット契約している会社でIP電話を利用する事ができ、通話料金をかなり節約できます。スマホのIP電話も原理は同じで、スマホの場合は「アプリ」を登録する事で利用できます。IP電話のアプリもいろいろあり、それぞれに特色や制限があるので確認が必要です。
共通して言える事は、「通話料金が格安」という事です。固定電話や携帯電話にかける際、3分8円など固定電話がなく長電話をする人にとっては、かなり通話料金を節約できます。この通話料金であれば、固定電話よりも安いです。アプリによっては専用の電話番号(050)が付与されるものもあります。その場合、相手に通知される番号がスマホの電話番号ではない事に注意が必要です。
最近ではMVNOのスマホもあります。いわゆる格安SIMですが、MVNOの場合、通話料金が高いため、IP電話を利用する事でさらにスマホのコストを下げる事ができます。また、データー専用SIMカードでもIP電話は利用できるので、電話番号を持っていなくても電話番号(050)が付与されるので、新しく電話番号を持つ事ができます。LINE電話などは音声通話対応のSIMカードだとスマホの電話番号が通知されるため、通常の通話と何ら変わりはありません。通話料が安いのであればIP電話を利用しようと思うかもしれませんが、実はデメリットもあります。
あくまでもインターネットの回線を利用しているので、通話回線とは音声の品質や反応に違いがあり、安定して使えるかは保証できません。しかし、IP電話を使用する時間帯や場所、特にWi-Fi下では問題なく安定して使えます。災害などで固定電話や携帯電話が一時的に繋がらなくなってもIP電話はつながったという事もあるようです。回線が違うので、インターネット回線が生きていれば繋がるということになります。スマホのIP電話の利用は使用するシーンでデメリットにもなり得ますが、通常の利用では通話料金を格安にできるお得なサービスと言えます。
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